新年はローマに行ってきました。見たところは

  1. ヴァチカン

  2. 古代ローマ史跡(コロッセオ一帯、カピトリーノ美術館、カラカラ浴場。残念ながらアッピア旧街道は天候不順のためパス)

  3. 定番(真実の口とかトレヴィの泉とかそういうの)


古代ローマで最大の隆盛を誇った後衰退した町、と認識していたら甘い甘い。

  • かつて大商業都市であったアムステルダムはだいたい4階建てのペンシルハウスのような住居がびっしり

  • 今も世界の中心の一つであるロンドンは5階建ての大きなアパートがそこら中に


というので、やはり商業都市として栄えたところはでかい住居がいっぱいあるのだなと思っていた。また、ロンドンの稠密さを見て、アムステルダムはあれには及ばなかったのだな、とも思った。

で、ローマに付いてみたら、上記と同年代と思われる6階以上のアパートでびっしり。ロンドンも比べものにならないと思うぐらい。キリスト教の中心地でもあったここは、まさに世界の首都だったんだ、と。これ以上の規模はたぶんニューヨーク(見たこと無いが)と東京しか無理だろう。あるいはパリだろうか。

そして、コロッセオを初め、フォロ・ロマーノに残る史跡群の圧倒的なこと。現代にあっても圧倒的な規模を誇るそれらは、まさに中世の人々から見れば、魔法と見分けの付かない技術であっただろう。たいていの観光地で、自分なりに歴史を考察したりその意義について考えたりして、ある程度納得したりするようにしていたが、ローマだけはあまりにも圧倒的すぎて私の頭脳が理解を拒否してしまったようだ。個人的なお勧めはパンテオン。何故かはまったくよく分からないが、非常にリラックスして力がみなぎる場所であった。

あと料理は抜群。クリームを入れないチーズ味こってりのカルボナーラはまったく持って好みだったし、、トマトとチーズが素晴らしい味を作り出すピザ、実に素晴らしい。

なんというか未だにしっくりと来ないが、とにかく楽しんで来たことは確かだ。とりあえず頑張って消化してみたいとは思う。