翻って、楠氏のエントリはおおむね日本ムラ社会に対する恨みつらみで進行していく。まあL.starの経験から鑑みて、事実無根ではないし、それよりもどす黒そうな話まで出てくるので、恨みつらみというより分析といってよい。そして結果として楠氏の希求するものへとすべてつながっていく。これを読んだ人の感想は大きく二通りに分かれるだろう。NPS(No Problem Syndorome)を発症して現状の日本に苦言を呈する氏を攻撃するか、彼の指し示そうとする道に興奮するか。L.starはもちろん後者なのだが、しかし指し示す道はあいまいかなと感じる。すばらしい道に興奮しながらも、正しく指し示されていないために非常にもどかしいものになってしまっている。いや、楠氏は言葉にこそしていないが、氏がその道を理解していることは想像に難くない。梅田氏も同様に理解しているであろう。なぜ指し示せないのかと思ったが、それは単に攻めている方向が違うんじゃないか、という結論に達した。