Wolfram|Alphaという話題の検索エンジンがついに公開された。もっとも、公開された検索エンジンとしてはまだまだ大変にしょぼいもので、実生活にこれといったインパクトがあるわけではない。誰も今すぐこれでGoogleの代わりに何かを検索したりはしないだろう。
しかし、これは検索エンジン、SQLでいうところのselect * from contents where text like '%iwanttosearch';ではない。これは検索した結果を「集約」し、ひとつの情報に纏め上げる最初のエンジンだ。そういう意味では検索エンジンではないだろう。要約エンジンだ。この公開をもってして、Webの検索の時代は終わりを告げた。そして自動Q/Aの世界に移っていくだろう。
まあもっとも、Q/Aの時代がくることはずいぶん前から予見されていたといってよい。ひとつの問いに対して大量の答えを返して自分で調べろ、という検索エンジンは、問題解決としては大変使い勝手の悪いものである。そこで、それに対抗するための、いわゆる人力検索サイトのようなものは以前から少なくなかった。たとえば、それを集約する場所としては、Wikipediaは圧倒的に成功した部類だろう。あれは1つの単語に対して正しいかどうかという問題はおいておいても、(曖昧さ回避を除いては)1つの答えが返ってくる。だからWolfram|Alphaは、それを大きく自動化するシステム第1号を作ったというだけである。
実際には、裏ではかなり複雑な検索をやって自然言語を解釈し、蓄えたデータを解釈して引き出す、ということをしているだろう。だから実際にはこれをもって「自動化」というのはちょっとまだ厳しいかもしれない。しかし、賽は投げられた。おそらく、これから進化をしつつ、壁を越えていくだろう。まあ、まったく想像もつかない。たとえばすべての論文を調べて解析し、議論をつなげて集計し、現在の状況やTODOを並べあげるようなことまでしてしまうのだろうか。
ま作者のMr.Wolfram氏はファインマン博士をして「次UCでノーベル賞をとるのは彼だ」と言わしめた天才ということだ。正直、こんな暇があったらさっさとノーベル賞を取れといいたくなる。しかし、彼のような天才がコンピューターエンジニアリングに身を投じるのは、やはり時代の流れなのだろうか。
金融市場の崩壊を受けて、世の中はまた混沌としつつある。そんな中で、時代はさらに変化を加速しているようだ。無論これはチャンスなのだが、自分にとってどんなチャンスなのかきっちり考える必要はある。ただし、ゆっくり考えている暇は*ない*。
しかし、これは検索エンジン、SQLでいうところのselect * from contents where text like '%iwanttosearch';ではない。これは検索した結果を「集約」し、ひとつの情報に纏め上げる最初のエンジンだ。そういう意味では検索エンジンではないだろう。要約エンジンだ。この公開をもってして、Webの検索の時代は終わりを告げた。そして自動Q/Aの世界に移っていくだろう。
まあもっとも、Q/Aの時代がくることはずいぶん前から予見されていたといってよい。ひとつの問いに対して大量の答えを返して自分で調べろ、という検索エンジンは、問題解決としては大変使い勝手の悪いものである。そこで、それに対抗するための、いわゆる人力検索サイトのようなものは以前から少なくなかった。たとえば、それを集約する場所としては、Wikipediaは圧倒的に成功した部類だろう。あれは1つの単語に対して正しいかどうかという問題はおいておいても、(曖昧さ回避を除いては)1つの答えが返ってくる。だからWolfram|Alphaは、それを大きく自動化するシステム第1号を作ったというだけである。
実際には、裏ではかなり複雑な検索をやって自然言語を解釈し、蓄えたデータを解釈して引き出す、ということをしているだろう。だから実際にはこれをもって「自動化」というのはちょっとまだ厳しいかもしれない。しかし、賽は投げられた。おそらく、これから進化をしつつ、壁を越えていくだろう。まあ、まったく想像もつかない。たとえばすべての論文を調べて解析し、議論をつなげて集計し、現在の状況やTODOを並べあげるようなことまでしてしまうのだろうか。
ま作者のMr.Wolfram氏はファインマン博士をして「次UCでノーベル賞をとるのは彼だ」と言わしめた天才ということだ。正直、こんな暇があったらさっさとノーベル賞を取れといいたくなる。しかし、彼のような天才がコンピューターエンジニアリングに身を投じるのは、やはり時代の流れなのだろうか。
金融市場の崩壊を受けて、世の中はまた混沌としつつある。そんな中で、時代はさらに変化を加速しているようだ。無論これはチャンスなのだが、自分にとってどんなチャンスなのかきっちり考える必要はある。ただし、ゆっくり考えている暇は*ない*。