2009年03月

ちょっと休暇でパリまで行ってきたので1週間日記はお休みでした。

いろいろと下書きしている記事があるんだけど、なかなかうまい具合に書き終わらないので、しばらく更新が滞っております・・・

最近Digsbyいいよいいよとかいいつつ、bitlbeeをインストールしてしまった。また、tig/wig(twitter/wassrのIRC gateway)をサーバに入れて、これまたほとんどをIRCに統合してしまった。従って、家でももうdigsbyを使っていない。

まあ、使わないぶんメモリが減るのがよい。なお、サーバはEtch(PPC)なので、etch-backportsからbitlbeeを入れ、最新版にした。

もう一つの良いところは、やはりIRCクライアントは発言の読み書きに最適化している。それだけに入力がしやすく、便利である。特にtwitterやwassrは気楽になった。ただし、Digsbyは情報の見せ方も工夫していてうまかったので、その点には一日の長があると思われる。

だめなところはプロトコルレベルだろうか。gaimからのforkであるとはいえ、bitlbeeはforkしてしまったが故プロトコルの進歩が遅い。例えばMSNの場合、長い文字列がファイル転送になってしまうようで、ファイル転送をサポートしていないbitlbeeでは受け取ることが出来ない。そう言う意味ではPidgin最強ではある。残念ながら、Skypeのサポートがないのが痛いが。

あー、なんでこんなにメッセージングってバラバラなんだろうなぁ。みんなが美しく統合しようとするのは、よく分かる気がする。そして、「emacs」という恐ろしい単語が聞こえてくる・・・

【第59回】会社を辞める人って、似たようなタイプじゃありませんか?:日経ビジネスオンライン.

「話せば分かる」 - 五・一五事件決起者たち

ロバート・アスプリンのような出だしでスタートしてみたかったので、反論してみた。

この文章では、筆者が一生懸命「辞める人のタイプとは」と言うことについて解き明かそうとしているが、出ている結論が滑稽で仕方がない。なぜなら、この文章における類型は「辞める人のタイプ」ではなく「辞めなかった人から見た辞めた人のタイプ」だからだ。

この2者は似ているようで大きく違う。今回書かれている内容は単なる「自分たちの外部にいて排除し/された人が、自分たちからどう見えたか」である。だから、辞めた人からみた辞めなかった人は同じような感想を抱いて不思議でもないし、いじめっこといじめられっこですら同様の関係があるだろう。そういう致命的な結論ミスから全てがスタートしているため、入力がゴミなら出力もゴミ、のルールに従ってこの記事はゴミである。

いや確かにコミュニケーションが苦手な人は辞めやすいかもしれないが、それは単なる一因だし、その場合、うまくコミュニケーションが取れなかった辞めなかった人たちにも問題があるのではないのか。

そもそも、個人的にはあらゆる人がコミュニケーション可能という一種の幻想は嘘だと思っている。特定の人は別のジャンルの人と意見が合わないのはよくあることである。だから、「自分とコミュニケーション可能な人を探す」というのは現実問題としてありだと思っている。

まあそれは置いておくとして、「辞めやすい人のタイプ」とは「どういう理由でコミュニケーションがずれるのか」というところに焦点を置くべきだろう。例えば会社の不正が嫌で辞めていくのまで、コミュニケーション不足と言い切るのは無理があるのではないか。L.starは「社内の悪ぐらい、飲み込んで仕事するのが会社員だ」と言われたことがある。それができない人が辞めていくのだろう。そう言う話を突き詰めていくなら、自発的に辞める人のタイプというのは以下のような感じになるのではないかと思われる。

  • 何もかもにつかれた鬱病/メンヘルタイプ

  • 結局のところ集団生活に向かない一匹狼タイプ

  • よりよい環境を求める野心家タイプ

  • 会社のささいなこと(不法行為とか)に我慢が出来ない潔癖性タイプ


このタイプ分けは単なる思いつきで集計したので裏付けがあるわけではないが。この筆者は、自身でサラリーマン経験もあり、多彩な取材経験もあり、フリーもやっていると言うことだから、(自身の例もふまえて)こういう類型を知らないはずはないと思うのだが。

ただこの記事について言えるのは、結局単なる他者攻撃の発現にしかなってないので、辞める人か辞めてない人か、どちらに共感するかによって意見が割れ、荒れるだろうね。実際コメントもはてブも荒れているようだし。

最近、Fx3が重くて仕方が無い。メモリも一時期よりずいぶん食うが、それ以上にCPUを常時50%食っているのが気に入らない。まあもともとFirefoxはメモリ食いだし仕方がないかと思わなくも無いが、それにしてもおかしくないか?

まあこういうときは20個近くも入っているExtensionを削れ、と言う話になる。

しかし、実際には常時影響が無いExtensionもあれば影響が無いものもあり、大きいものもある。従来では手作業でenable/disable繰り返して確かめるのだが、これは結構面倒である。Profilerでもあれば楽なのに・・・と思っていたら、最近登場していた。

XUL profiler

これさえあれば、重いExtensionやwebsiteを一発で特定できる!と言うことで使ってみて、自分の環境のボトルネックになるextensionを追い出すことに成功した。

1. インストール

普通に上記サイトからインストールして再起動する。なんら問題なし

2. 使い方

インストールすると、ツールバー上にprofiler用ボタンが登場する。一度押すと赤いランプが点灯し、プロファイリング中になる。もう一度押すとプロファイリングが終了し、結果がブラウザに表示される。もちろん本格的なデバッグにはいろいろあるだろうが、とりあえずはこの程度分かればいい。

3. 個人的な経験による犯人探し例

時間の掛かっているのを見つけて、そのextensionを外してやれば良いので簡単である。画面がグラフ化されていてみずらい。

xulp1

"see"を押すと、ソースと具体的なが表示される。これは開発のときに便利だろうが、今回必要なのはどのextensionで食っているか、ということなのですかさずタイトル行からそれを読み取る(!)

今回出てきたjsはなにやらgreasemonkeyで使っているスクリプトだが、ディレクトリを見るとbetter gmail2が組み込み用に使っているものらしい。と言うわけでなぜか予想だにしなかったbetter gmail2が犯人だ!ということで一件落着した。切ってみるとCPU負荷減少確認!

もう一度プロファイルを取ったが、次はAll-in-one Sidebarがボトルネックになっていることを確認。しかしそれほどの負荷に見えなかったし個人的に便利なので切らなかった。

xulp2

なお、ソースがhttp://...になっている場合は外部アプリケーションがボトルネックになっている。それに気づいてgmailも閉じるようにしたら負荷は激減した。すばらしい!

最後に、使い終わったらXUL Profilerはdisableにしておこう。別にあってもこまるものではないけどね。

4. 愚痴

というわけで、なんとなく思っていたとおりgmailがガンだったわけだが、一方でしかし怪しんでいたXoopitではなかったのは意外だった。しかし、gmail最近遅いよ、この間なんて落ちたし、googleなにやってんの!こっちはgmailなしには生きられないんだから何とかし(以下緑の救急車が重度のgmail中毒のL.starを連れ去り了

月曜日は倒れてお休みした。ほぼ1日寝っぱなしだった。野口整体式に言うと「風邪は熱が下がってからしっかり休め」というのでしっかり休むのだが、火曜日の仕事が終わったことには腰痛が。どうもまだ回復しきってなかったようだ。このさじ加減は難しい。

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Facebook Mob WarsというFacebookのブラウザゲームをやっている。ゲーム内容は、PC88時代もかくやの選択式であり、箱庭諸島系のほうがよほどおもしろい。だが、「他人より優位に立つための」課金とユーザー集めのやりかたが絶妙である。勧誘すればするほど有利になるし、特別ポイント(うれしいイベントを起こせる)がランダム以外は金で買う形である。たんなる広告収入と直接ゲームに関係しないアバターだけだったであろう「しまにてぃ」が失敗し、こいつがメガヒットになったのは、その辺の考え方だろうなと思う。

ただ、同様の考え方は日本では嫌儲があるので、簡単にははやるまい。モバゲーはやったことないが、どうなのだろう。

まあもう一つはFacebookの「追加アプリケーションをサードベンダーが」というところだろう。とんびたんも言っているが、ポイントはここでもポータルとしての集約であるかと思う。mixiはその点、やはり自社サイト完結から踏み出せていない。まあFacebookも日本に踏み込めていないのだが。

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DigsbyというIMクライアントを使い出したと書いたが、これがまあ、なかなかいける。機能的には

-IM部分 = Pidginで十分代用可能

-メール部分 = この程度のbiffは高機能なbiffなら十分に取れる。

なのだが、LinkedIn,Facebook,Twitterのメッセージも扱えるところが便利である。SNSが、ブラウザから気軽にデスクトップで使える代物に化けるのである。使用メモリもたいていは少ないし、うれしい限りである。wxPython+WebKitらしいが、動きも軽快である。Pythonでこれなら、もはやJavaなんて出る幕は無いんじゃないかと言うぐらい。

日本人的にはやはり、mixiやwassrの対応がないと、と言う話になるのだろうか。オープンソースではないので、これらを追加するのは骨である。

機能的なのだけで良ければ、もちろんIRCクライアントで全部すませるというのは手である。SNSっぽいのはたいていRSSサポートがあるか、gtalkが使えるし、Wassr/TwitterはそのままIRCでもいい。Mixi及びメールはPlaggerからできそうなもので、IM系はSkype以外はたいていBitlbeeでいける。なんとまあ、無敵じゃないか。

あと、IRCのログをうまく拾ってアグリゲートし、重要な情報をうまく拾い上げれれば秘書代わりのできあがりである。あるいは、Pidginと組み合わせても良いのか。IM経由出来るのはIM経由、PlaggerでいけるのはPlagger。

それを考えてPlaggerを入れてみたが、設定面倒で自滅するよねー:)

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Wassrのアカウントを久々に開いてみた。WassrFoxがあれば、常時開いても良いものなんだけどねぇ。GTalkにするかな。

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