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まあ、この差は単にblog2年さぼっていた報いですけどね。
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前にも書いたが、大麻で日本が揺れていると聞く。合法賛成派の趣旨は「大麻は健康に悪いだと言われていたが、タバコより悪くないだ」という論調であるという。それが事実だとしても、やはり前にも書いたとおり、L.starは大麻合法化を現在手放しで支持するつもりは毛頭無い。安全かどうかよりもっと別の問題が多すぎるからだ。
にもかかわらずこのような合法派意見が前に出てくるのは、従来「大麻は健康に悪いから」という一面だけで大麻違法化の全てを説明してきたという問題があるからだ。本来はそうでもないにかかわらず、一部があたかも全部のように語られていたため。それが否定された現在、一見違法である価値はないように見えてしまうのだ。
このような状況は昨今よく見られるように思われる。
例えば嫌韓とかネトウヨとか言われる連中のうち大多数は、マスコミや教育機関から教えられてきた内容の一部が否定されたことにより、全体否定につながったのではなかろうかと考えている。二酸化炭素増加による地球温暖化問題は、人類がエコロジーを真剣に考えなければいけないという問題からすればごくごく一部に過ぎない。CO2問題そのものはL.starは個人的には詭弁と思っているし、安易に否定されうる。一方で環境問題については賛成派であるため、大変心苦しい状況にある。
有り体に言えば、あれは反権力反マスコミなのだ。同じような連中がマスコミ叩きに腐心するのもそのせいだろう。テレビに代表されるマスコミュニケーションは、多量のメッセージを同時に伝えるには残念ながらあまり適さない。また、組織そのものの硬直化も激しいため、このような誤解が頻繁に起きるのは致し方がないと言えるだろう。
問題は、ではそのような状況に対する解決策は何かと言うことだ。一つの案としては、よりたくさんのメッセージをはしょらずに普及させることである。しかしこれは受け手のレベルが問題になるだろう。多数の人間に多くの情報を確実に与えるのは、マスコミュニケーションという発明のメリットではなかったか。それがダメというのなら、新しい情報媒体が必要である。例えばネットは情報発信がきわめて容易なことに加え、メッセージを大量に伝えるという点では従来型メディアより遙かに効率的である。
もう一つの案として考えているのは、全員が明確にビジョンを共有することだ。言い方を変えれば全員が卓越したエアリーディング能力を持てばよい。ネットが弱いなと思うのが、意見の形成という点についてこんな弱いものはないと言う点だ。アルファブロガー界隈を見ていても、自分の意見が表明されることが多い(それらは確かにこのエントリを含めてゴミみたいなのも多い。が、有意義なものも多数ある)が、結論が導かれることはそれに比べて少ない。そもそも民主主義自体、統一したdecisionを持つには適さない形態じゃないか。そして、昨今の巨大な社会においてビジョンが共有できるのは、たいていにして過激な意見のみだ。
とブレインストーミングがてら書いてみて、あまりいい解決策を提示できているようには読めなかった。結局のところ、そのような明確な解決策がないために、単に今まで偏った情報しか出せなかったマスコミがやり玉に挙げられている、というガス抜き以上の何かが見えてこない。しかし、過激な意見が共有されるよりは、このような混沌とした社会のほうが案外良いのかもしれない。あまり肯定したいわけでもないが。